【有馬記念】例年のラップ推移を分かりやすく解説!今年の予測とおすすめ馬も!【注目データ】

昨日のデータ記事では
長距離適性と非根幹距離適性についてお話ししました。

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その長距離適性にも関係するお話しになるのですが
今回は過去の有馬記念におけるラップ推移データを
事細かにご紹介した上で、今年のラップ推移を予測していこうと思います。

また、まとめとして
ラップ推移データおよび予測からのおすすめ馬も発表します!
是非最後までご覧ください。

 

 


ラップ推移

有馬記念は各年毎に
ラップ推移パターンが大きく変化します。
そのパターンを言語化して大きく分けると2つ。

・前傾持続型
・上がり特化型

この2種類になります。

過去5年のパターンから
前傾持続型と上がり特化型の特性を
できるだけわかりやすく比較していきたいと思います。

 

 


・前傾持続型

まずは前傾持続型の2021.2019年からみていきます。
※有馬記念は2500mのため前半は3Fではなく2.5F表示

2021
前半2.5F:29.8
後半3F:36.7

ラップ推移
6.9-11.3-11.6-11.5-11.9
12.5-12.6-12.2-12.4-12.4
12.2-12.0-12.5

2019
前半2.5F:29.4
後半3F:37.6

ラップ推移
6.9-11.1-11.4-11.4-11.5
12.2-12.3-12.1-11.7-12.3
13.4-12.2-12.0

2年ともに前半30秒を切る速い入り。
第 1コーナまでの900mは11秒台が続いたあとも
向こう正面(緑線)も大きくは緩まず
12秒前半で持続する形。

それによりラスト3Fにおいては
1区間も11秒台とならない(青線)のが特徴です。

緩急の小さなラップ推移のため
速い上がりの出せない上がり限界が起きます。
昨年のレース映像がわかりやすいですが
この緩みない持続ラップ適性を持たない馬が先行してしまうと
直線を迎える前の早い段階で脚があがってしまうこと多々です。

 

 


・上がり特化型

では次に、上がり特化型の残り3年から
2020.2017年を見ていきます。

2020
前半2.5F:30.8
後半3F:36.6

ラップ推移
6.8-11.8-12.2-12.5-12.5
12.8-12.9-12.811.8-12.3
12.1-11.9-12.6

2017
前半2.5F:30.3
後半3F:35.2

ラップ推移
6.8-11.6-11.9-12.2-12.3
13.3-13.2-12.812.2-12.1
11.7-11.2-12.3

前半30秒超えの遅い入り。
第 1コーナーまでもたいして速くならず
さらに向こう正面で12秒後半から13秒前半までペースが極端に緩みます。(赤線

その分早めの第3コーナー
残り5F△印あたりからペースアップしていき(緑線
上がり3Fにおいては○印11秒台のでる区間が生まれます。(青線

この場合
サラキアのようなスローからの上がり勝負を得意とする馬や
フィエールマンやクイーンズリングのように
内側を走った先行が残れる傾向にあります。

 

 


今年のラップ推移を出走馬から予測してみる

では今年のラップは
どちらになる可能性が高いのでしょうか?

前傾持続型の2年においては
ハイペースで逃げるパンサラッサ、アエロリットの存在がありました。

今年のメンバーはまずタイトルホルダーが逃げて
ブレークアップ、ウインマイティー?
が先行する形でしょうか。

-追記-
枠順確定
タイトルホルダー

ブレークアップ
ともに外枠に入りましたね。
内にハナ主張する馬いないため
速くなる心配はしなくて良さそうです。

 

 


今年は上がり特化型!?注目すべき点は

では今年は上がり特化型ラップと決めた上で
さらに詳しく読み解いていきましょう。

上がり特化型ラップ推移年(20.18.17)の
上位5頭の第4コーナー通過位置と上がりタイムです。

2020
1着○
3番目 上がり36.2(2位)
2着
12番目 上がり35.4(1位)
3着▲
2番目 上がり36.5(4位)
4着○
5番目 上がり36.5(4位)
5着
12番目 上がり36.3(3位)

2018
1着○
4番目 上がり35.7(5位)
2着○
8番目 上がり35.4(1位)
3着
10番目 上がり35.5(2位)
4着▲
2番目 上がり36.6
5着▲
1番目 上がり37.5

2017
1着▲
1番目 上がり35.2
2着▲
3番目 上がり35.1
3着
8番目 上がり34.8(4位)
4着○
9番目 上がり34.5(2位)
5着
16番目 上がり34.3(1位)

※上がり5位以内の脚を使った馬には上がり横に順位を記載
○印:3コーナーで動いて順位を上げていった馬
▲印:逃げ、先行馬

まず大前提として
持続ラップに比べ前半ペースが緩むわけですし
直線短い中山ですから
あまりに後ろの位置からでは
速い上がりを駆使しても難しいところがあります。
第4コーナー通過位置が前目の馬の好走が目立ちます

特徴、傾向としては
ラップが緩み道中息入れやすいため
逃げ、先行馬が好走しやすくなるのですが
それと同等に残り1000m付近となる第3コーナーから動きだし
長い距離速い脚を使った馬の好走が目立つのが最大の特徴となります。

この残り1000m付近からのペースアップで
ついていけない馬
速い上がりを使えなくなる馬は馬券圏内は厳しいでしょう。
1500mを走った上で残り1000m(5F)の区間を
1F11秒前半から遅くとも12秒で走りきるという
後半の上がり特化性が好走するための鍵となります。

勿論、前目にいつつ、この残り1000mのラップでも
ペースダウンせずに走りきれる先行馬たちは充分残り目があります。

2020年サラキアのような
上がり2位に0.8秒も差をつけるような
次元の違う上がりを使われてしまうと、どうにも説明しようがないのですが
もし仮にそんな馬が今年もいれば
その馬は捲り気味に位置を上げずとも馬券はありえますね。

 

2022有馬記念出走馬のなかで
第3コーナーから動き長く速い脚を使って
好走した歴のある馬は ※以下評価順

ジャスティンパレス
イクイノックス
ボルドフーシュ
ディープボンド
アカイイト

となります。

 

 

 


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