【朝日杯FS】過去レースから見えてくる好走要件とは?/他2項目

 

今開催の朝日杯フューチュリティステークス。
今回テーマは

1.レースペースの鍵を握る、逃げ馬達の枠順をチェック
2.過去レースから見えてくる好走要件とは?
3.過去 5年開催は全て良馬場。しかし今回は…

の3つとなります。

 

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是非ご覧ください!

 

1.レースペースの鍵を握る、逃げ馬達の枠順をチェック

 

本日枠順が確定しましたね。
注目してほしい部分は逃げ馬の枠順です。

1枠 1番
カジュフェイス

4枠 6番
オタルエバー

5枠 8番
プルパレイ

6枠 11番
ドーブネ

8枠 14番
トゥードジボン

 

という形で外目に逃げ馬が入ったため
前傾ラップ寄りのレースが予想されます。

 

 

 

 ・過去レースのRPCIをご紹介

 

となれば早速
前傾ラップが得意な馬達をピックアップ!
といきたいところですが

 

レースラップというものが
そこまで単純でないのはご存じの通り。
出走馬に関わらず特徴のあるラップ推移を刻む
レースだって存在します。

 

過去朝日杯FSのレースラップも
しっかり確認していきましょう。

朝日杯FS
RPCIから見るラップ推移(過去 5年 全て

2020
RPCI:46.4 ⇒ 前傾ラップ

2019
RPCI:45.9 ⇒ 前傾ラップ

2018
RPCI:53.8 ⇒ 後傾ラップ

2017
RPCI:54.6 ⇒ 後傾ラップ

2016
RPCI:54.5 ⇒ 後傾ラップ

 

特に強い傾向はなく前傾後傾どちらもありえます。
まず過去歴はクリアです。

 

 

2.過去レースから見えてくる好走要件とは?

 

ではここから
今年の予想である前傾ラップに焦点を当て
好走要件を絞り出してみます。

 

加えて、朝日杯FSと同じ1600m及び
距離の近い1400m,1800m戦勝ち馬も
好走要件として作用するか見てみましょう。

2020(前傾)
1着 前傾勝ちあり+1400m 1着あり
2着 前傾勝ちあり
3着 前傾勝ちあり

2019(前傾)
1着 前傾勝ちなし
2着 前傾勝ちあり+1400m 1着あり
3着 前傾勝ちあり+1400m 1着あり

2018(後傾)
1着 前傾勝ちなし+1600m 1着あり
2着 前傾勝ちなし+1800m 1着あり
3着 前傾勝ちなし+1600m 1着あり

2017(後傾)
1着 前傾勝ちあり+1800m 1着あり
2着 前傾勝ちなし+1800m 1着あり
3着 前傾勝ちあり+1400m 1着あり

2016(後傾)
1着 前傾勝ちなし+1800m 1着あり
2着 前傾勝ちなし+1400m 1着あり
3着 前傾勝ちあり

※前傾勝ち…前傾ラップレースでの勝利経験

 

少しわかりづらいので
まず前傾ラップレースの好走率をまとめると

 

■前傾ラップレースにおける好走率

①前傾勝ち+1400m勝ち 3/6
②前傾勝ちのみ 2/8
③1400m勝ちのみ 0/0
④1800m勝ちのみ 0/7

ちなみに
⑤後傾ラップ勝ち経験のみ 1/15

 

①②の好走率が高く
④⑤の好走率が著しく悪いですね。

 

ようするに前傾ラップにおいては

①②が好走要件
④⑤が非好走要件

となります。

 

ではこの(非)好走要件が
後傾ラップではどうなるのかも確認します。

■後傾ラップレースにおける好走率

①前傾勝ち+1400m勝ち 1/8
②前傾勝ちのみ 3/21

④1800m勝ちのみ 4/9
⑤後傾ラップ勝ち経験のみ 6/25

(③1400m勝ちのみ 2/2)

前傾勝ち+1800m勝ちというサンプルが
前傾にはないため 1件④に合算したものの
顕著な相対的傾向が見られました。

 

 

 ・非好走要件に該当する上位人気馬は?

 

特に面白く感じた傾向は
1800m戦を勝ち上がってきた馬は
後傾ラップでしか通用していない点です。

 

そして今回、上位人気馬に
1800m戦勝ち経験のみが 3頭いるため
データを深堀りします。

 

前傾ラップにて好走できなかった
1800m戦勝ち馬 7頭のうち 6頭は
後傾ラップレース経験しかありませんでした。
そして残り 1頭も半端な前傾ラップ。

 

さきほど挙げた上位人気馬は

ジオグリフ
ダノンスコーピオン
ドウデュース

なのですが

 

ジオグリフは半端な前傾ラップ勝ちはあり。

ダノンスコーピオン、ドウデュース
後傾ラップのレース経験しかありません。

 

とくに
ダノンスコーピオンはドスローのみのため
前傾ラップと想定した場合
非好走要件にがっつり該当します

 

と、今開催出走馬の話も始めたところで

今度こそ
前傾ラップが得意な馬達をピックアップ!

無題

 

 

3.過去 5年開催は全て良馬場。しかし今回は…

 

という解析だったのですが…

 

木曜日から金曜日朝まで雨
そして金曜日は雪が降りました。

 

阪神競馬場
先週日曜日の馬場状態は

クッション値 9.8
含水率 10.3

でしたが
内側の芝死んでるわりには
速い上がり、速い勝ち時計が出ていました。

 

これが雨、雪の影響により
速い上がりや時計の出にくい馬場となった場合

今回お話しさせていただいた
ラップパターンと好走馬の関係性は
無効となってしまうかもしれません

 

速い時計の出にくい重たい馬場において
逃げ、先行することは基本的にはかなり不利となります。

レイパパレのような
馬場に対する強い血統適性があれば別ですが

それでも差し有利
スピードよりもパワー有利となります

 

 

 ・当日Twitterにてつぶやき予定

 

その重要な馬場の判定ですが
まずは土曜日のレースにおける
走破時計や上がりを計測します。

 

それを見てある程度の予測を立てますが
日曜日の天候次第では
当日のレースサンプルも必要になります。

 

日曜日のメイン直前10レース終了後通知では
バタバタになってしまいそうなので
第7レース終了後、馬場状態をつぶやきたいと思います。

 

 

※注意※

レース当日
時計のかかるタフ馬場であった場合

推奨馬の選定はいたしません。

 

その理由は以下の通りです。

 

1.好走血統による判定

好走血統該当パターンは
例年良馬場で行われた5年から算出したものです。

冬の阪神ということで良馬場であっても
ある程度タフな馬場に強い血は含まれてますが
それ以上に馬場適性に特化した血統が
好走血統となる可能性があります。

 

2.ラップによる判定

タフ馬場となったとしても
逃げ、先行予定馬に乗る騎手が
控えて差しにまわらない限りは
今回前傾ラップになることは変わりません。

ただし逃げ、先行馬にとっては
「例年以上に消耗させられてしまう不利馬場」
となるわけですから
当然過去の好走パターンに結ぶことはできなくなります。

 

ご理解の程、よろしくお願いいたします。

 

 

お読みいただきありがとうございました!
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