2024 皐月賞
過去レースの好走血統該当パターン解説と
今開催レースの好走血統該当馬のご紹介です。
好走血統記事を初めてご覧になられる方は
まずはじめにコチラをお読みください。
1.好走血統パターンについて 適正競馬が推奨する好走血統パターンは メジャーな現役種牡馬を推奨するシンプルプランとは限りません。 第五世代以上前の血統馬の特性も活用しており 2つ以上の血の配合によ[…]
桜花賞回顧
高速時計決着となった桜花賞。
前半ミドルペースであったにもかかわらず
先行組は全滅。差し、差し、追込み決着。
内に進路とったクイーンズウォークも
伸び損ねたところからも
トラックバイアス判断は間違いなかったと思います。
高速決着となったことで
イフェイオンなど時計問題抱える馬は出番なし。
コラソンビートはかかり倒しで
レースになりませんでした。
また、スウィープフィートが
ライトバックに切れ負けしたことも
事前記事にて予測できましたね。
好走血統該当馬と好走調教該当馬が3着内を占め
とても良い結果となりました。
今年の3歳牡馬は抜けた馬がおらず
どのトライアルも荒れ傾向。
皐月賞、その先のダービーまで
非常に難しいことになりそうです。
好走血統該当パターン
この皐月賞は
1.中山特有の道中持続ラップの発生の有無
2.雨や傷みなど馬場の悪化による勝ち時計の大幅な遅れ
この2つの条件しだいで
好走血統パターンが変化します
よって今回は条件別に
好走血統パターンを紹介していきます。
サンプル:過去5年
好走血統:Ⅰ群,Ⅱ群,S
<時計のかかる馬場コンディションで行われた年>
2023 重 勝ちタイム2.00.6
1着 Ⅰ群×S.S
2着 Ⅱ群
3着 Ⅱ群
※この年は
雨馬場適性の比重が大きかったと推測
2022 良 1.59.7
1着 Ⅱ群×S
2着 Ⅰ群
3着 Ⅰ群×S
2021 稍重 2.00.6
1着 Ⅱ群×S
2着 Ⅱ群×S.S
3着 Ⅱ群×S
2020 稍重 2.00.7
1着 Ⅰ群×S
2着 Ⅰ群
3着 Ⅰ群
2018 稍重 2.00.8
※持続ラップ発生年のためサンプル外
<勝ち時計の速い馬場開催での年>
2019 良 1.58.1
1着 Ⅱ群
2着 Ⅰ群
3着 Ⅰ群×S
2017 良 1.57.8
※持続ラップ発生年のためサンプル外
2016 良 1.57.9
1着 Ⅰ群
2着 Ⅰ群×S
3着 Ⅰ群
2015 良 1.58.2
1着 Ⅱ群
2着 Ⅰ群
3着 Ⅰ群
近年、開催日雨量が増加傾向にあります。
すくなくとも過去4年は
1分58秒台がでるような高速馬場での開催とは
ほど遠い馬場コンディションです。
高速馬場の続いた2015.16.19年は
好走馬9頭中父系Ⅰ群が7頭。
これに対し
勝ち時計が2秒近く遅い2020.21.22.23年は
好走馬12頭中父系Ⅱ群が6頭好走。
この傾向は気にしておきたいところ。
また、超好走配合であるSは
馬場コンディションに関係なく
4.1.3.4(過去5年)
と素晴らしい数字を持っています。
いつもよりもごちゃついていますが
持続ラップ発生パターンにつきましては
抽選終了後メンバー確定した時点で
その可能性についてお話ししたいと思います。
好走調教該当馬
○ アーバンシック
以下
過去パターンと異なる
最終追いなどを割引とした結果
△ レガレイラ
△ アレグロブリランテ
△ シンエンペラー
☆ ミスタージーティ
☆ ビザンチンドリーム
☆ ジャンタルマンタル
☆ ジャスティンミラノ
△以下の馬たちも
決して調教内容は悪いわけではありません。
あくまで過去好走調教パターンとの
比較により減点としています。
先週の桜花賞ほど
調教評価に格差はありません。
全頭評価
補足
過去の多数キャリア馬よりも
攻め内容のある調教ができています
使い詰感を払拭できている感あり
調教は素晴らしかったのですが
タイムを大幅に短縮できるか
小回り適性は高い
今回、超好走率S該当馬は
残念なことに抽選落ちしてしまいました。
(該当馬はシュヴァルツクーゲルでした。)
そのため、
高速時計対応スピード血統を
好走血統として評価しました。
高速時計で決着してくれればいいのですが
レースは生き物のため
可能性が高いとしか言えず
確定条件とすることはできません。
非常に難しいレースですね。
今までの記事の中で1番※備考が
複数ついてしまいました。
ハイペースになりそうなのに
トラックバイアスは前有利。
万が一スローとなった時は大外れです。
推奨馬
軸には
○ レガレイラ
or
○ ジャンタルマンタル
連下に
△ ミスタージーティ
△ シンエンペラー
△ ビザンチンドリーム
△ アーバンシック
△ ダノンデサイル
☆ ジャスティンミラノ
☆ コスモキュランダ
トラックバイアス(土曜日時点)
中山競馬場
良ですが先週のバイアスを引き継いで
内悪くないですね。
9レース山藤賞(3歳限定 1勝クラス)
超スローペースでありながら
勝ち時計2.01.1
ミドルペース以上のサンプル欲しかったですが
スローレースばかり…
ただこの時計なら
ミドルペース以上で
1.59秒台は間違いなさそう。
よほどのことがない限り
2分台にはならないとみます。
よって、父血統Ⅰ優遇
時計問題は重要なファクターとなります。
出走キャリアと好走率の関係性
3歳クラシックにおいて
出走権利を取るためにキャリアを要した馬は
出走ローテーションに使い詰感があり
かなり苦戦する傾向にあります。
過去5年、キャリア5戦以上を要して
皐月賞に挑む馬の成績は0.1.0.32と
かなり厳しいことがみてとれます。
それに対し
キャリア2戦馬は1.1.0.2
キャリア3戦馬は3.2.1.5
とかなりの好走率を誇ります。
前走からの間隔が4週以内のローテ馬が
0.1.1.28とイマイチなのも
このポイントにつながる部分があります。
共同通信杯組の好走
この皐月賞で飛び抜けて好走するのが
前走共同通信杯組です。
過去5年、前走共同通信杯組は2.0.3.7
共同通信杯3着以内馬に限定すると2.0.2.5
では今年も
この組から高確率で好走馬がでるのか
というところなのですが
今年の共同通信杯は
例年とはまったく違うレース内容でした。
以下の表をご覧ください。
これは、過去5年の皐月賞のラップと
今年の共同通信杯のラップを比較したものです。
今年の共同通信杯のラップは
超スローの超後傾ラップでした。
これは過去10年で2番目に遅く
1番遅かった2020年の1.2着馬は
皐月賞において6.14着と凡走に終わりました。
皐月賞は前半流れ
1000m通過タイムが1分を切ることが多いレースです。
後半3Fが速い年でも35秒前後と
今年の共同通信杯とは大きな差が生まれます。
勝ったジャスティンミラノは
過去2走は超スローからの
瞬発力勝負しか経験がありません。
ペース流れる皐月賞に対応できるかどうかは
経験なくともあっさり対応はありえますが
未経験は未知のため
過度な人気にならないように注意したいです。
上位人気である
レガレイラ
ジャンタルマンタル
シンエンペラー
は過去走において
皐月賞のようなラップでの
好走経験ありです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。