【宝塚記念】ジャスティンパレスに一抹の不安要素…&勝ち馬は全て○○馬!【注目データ】

2023 宝塚記念
今回のテーマは

1.ディープ産駒牡馬が大苦戦
2.勝ち馬は全て○○馬!阪神内回りの特徴
3.今年は差し馬に注意!

1.ディープ産駒牡馬が大苦戦

宝塚記念(過去5年)において
父ディープインパクト産駒牡馬の好走率は

0.0.0.12

その内好走血統パターンS配合馬は
母父Sが1頭、母母Sが2頭
また母父Aも5頭いましたが
すべて凡走しています。

過去10年にデータを伸ばしても0.1.0.17
今回出走するジャスティンパレスと同じ
母父S配合馬は2頭いましたがともに凡走しています。

上位人気となりそうなジャスティンパレス
脚質は好位差しのためかなり評価できるがゆえに
取り捨てに悩むところですね。

 


凡走の理由は?

馬場が合わないことや
瞬発力勝負でないことなどが
まず理由として考えられますが
父ディープインパクト産駒牝馬は過去10年
1.1.5.6とかなり好走しています。

好走したディープインパクト産駒牝馬の配合は
母S.S 2頭
母父S 1頭
母母S 1頭
母父A 2頭
非該当 1頭 という内訳
牡馬には見られなかったSクロス配合馬は2頭いますが
それでもこの差はえぐいです。

この牝牡の成績格差は
やはり斤量問題が1番大きな割合を占めている
と考えるべきでしょう。

ディープインパクト産駒牝馬以外の
牝馬成績は2.0.1.9
好走した3頭はすべて好走血統S該当馬
凡走した9頭のうちS該当馬は2頭のみですので
好走血統該当馬の好走率は悪くはないですね。

 

 


勝ち馬は全て○○馬!阪神内回りの特徴

阪神競馬場内回り2200mで行われるこのレース
2200m中距離戦にしては
前半のペースがかなり速くなる傾向。
極端な後傾ラップになる可能性はほぼありません。

これは阪神内回りの特徴ともいえ
これに加えて大阪杯でも扱ったような
道中中間は特殊ラップが発生しやすい傾向があり
また、上がり最速も35秒以上かかるケースが多いです。

過去5年で見ても
前傾ラップは3年あるですが
勝ち馬5頭はすべて先行馬という結果です。

前後半3Fラップ比較(過去5年)
2022 前半33.9 後半36.3
2021 前半35.1 後半34.7
2020 前半34.6 後半36.3
2019 前半35.5 後半35.3
2018 前半34.4 後半36.3

阪神内回りはクセの強いコースのため
コース適性はかなり重要視すべきと考えます。

過去5年において
連対した馬10頭の4コーナー位置は次の通り。

2022 2番手 5番手
2021 4番手 1番手
2020 1番手 2番手
2019 2番手 1番手
2018 2番手 13番手


そのほとんどが直線を好位でむかえています。

1000m通過地点あたりから発生しやすい
持続ラップをこなせるスピードと持久力がないと
好位につけることは難しく
スロー専用馬や内回りのコーナースピードの落ちる馬は
かなり割引が必要です。

また
上がり時計がかかりやすい傾向から
軽い芝などで上がり限界により苦戦している馬
にとってはプラス要素となります。

今年がもし例年傾向と異なり
スローからの上がり勝負となれば
話は全く異なってきますが
その可能性はかなり低いと考えます。

 

 


持続ラップ経験の有無

※同評価内の並びはあいうえお順

今回のメンバーは
例年に比べて長距離適性の高い馬多く
2000m以下の速いラップでの実績馬がとても少ないです。

スタミナよりも
スピードの持続力を問われる阪神内回りのため
今回のメンバーは
レース適性がかなり別れると思います。

※長距離でも強いタイトルホルダーは
2000mのスピードにも対応できていました。

長距離路線組が
阪神内回り2200mのラップに対応できるかどうか…
簡単ではないはずです。

 

 


今年は差し馬に注意!

今年の宝塚記念はフルゲート多頭数立て。
さらに前傾ラップとなる可能性は上がりました

というのも過去5年
多頭数立て年と少頭数立て年ラップ比較がこちら。

多頭数立て年
2022 前半3F33.9
2020 前半3F34.6
2018 前半3F34.4

に対し

少頭数立て年
2021 前半3F35.1
2019 前半3F35.5

多頭数立てであれば
前半のペースが上がる可能性が高いです。

レース傾向データでお話しした
連対馬の4コーナー位置好位説は
前半から前にいたわけではない道中捲り上げての馬も多数いるため
逃げが有利というわけではありません。

少頭数立て年に比べて
多頭数立てで前傾ラップになった年の方が
差し馬が好走する確率は当然上がります。ソースがこちら。

3着以内好走馬の各コーナー位置

少頭数立て年
2021
1着 4.4.3.4
2着 1.1.1.1
3着 2.2.2.2

2019
1着 2.2.2.2
2着 1.1.1.1
3着 4.4.3.3

と完全先行組でコンプリートされたのに対して

多頭数立て年
2022
1着 2.2.2.2
2着 6.6.6.5
3着 10.10.8.8

2020
1着 7.8.7.1
2着 14.13.8.2
3着 12.11.11.8

2018
1着 7.5.3.2
2着 12.14.13.13
3着 10.9.7.7


最初から先行した馬は少なく
道中押し上げて4コーナーを好位で迎えた馬が多いです。
また差し馬が2.3着にからむ確率も高いですね。

このデータからも今年は
スローも後傾ラップの可能性もかなり低く
差し馬の台頭を意識する必要があります。

 

 


まとめ

1.ジャスティンパレスに血統上大きな不安要素あり。

2.阪神内回りの持続ラップに対応できるかは取り捨てに大きく関わります。

3.今年は前傾ラップになる可能性大。差し馬が馬券に絡む可能性も上がります。

 

 

※金曜の天気予報を受けて

今年の宝塚記念
開催週例年よりも雨量かなり少なく
トラックバイアスとしては
まったく違う馬場となる可能性があります。
先週の馬場が維持されるようであれば
それなりに時計もでそうです。

その例年と違う可能性があるという点が
ディープ産駒牡馬に可能性を見出すかもしれません。
雨がないことでかなり予想しにくい条件となってしまいました。

 

 


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