2025 天皇賞秋
過去レースの好走血統該当パターン解説と
今開催レースの好走血統該当馬のご紹介です。
好走血統記事を初めてご覧になられる方は
まずはじめにコチラをお読みください。
1.好走血統パターンについて 適正競馬が推奨する好走血統パターンは メジャーな現役種牡馬を推奨するシンプルプランとは限りません。 第五世代以上前の血統馬の特性も活用しており 2つ以上の血の配合によ[…]
好走血統該当パターン

サンプル:過去5年
好走血統:パターン1,2
加点血統:S,A
減点血統:Z
2024
1着 パターン2 加点S
2着 パターン1
3着 パターン3 加点S
2023
1着 パターン1 加点S
2着 パターン1 加点A
3着 パターン1 加点A
2022
1着 パターン1 加点S
2着 パターン3
3着 パターン2 加点S 減点Z
2021
1着 パターン1 加点S
2着 パターン2 加点A
3着 パターン2 加点A
2020
1着 パターン1
2着 パターン1 加点A
3着 パターン3
好走馬すべてが好走パターン1~3に該当。
さらに今回は初の減点対象となる血統が存在します。
好走血統該当馬

過去5年において
Z配合馬成績は0.0.1.17
唯一馬券になった馬は
減点Zをもちながら加点Sも持ち合わせていました。
今回減点Zをもつのは
アーバンシック
コスモキュランダ
シランケド
ソールオリエンス
ですがアーバンシックは加点Sを
シランケドは加点Aを持ち合わせています。
減点血統Zが苦戦する理由は?
まず、血統Zは
1200mから1600mを主戦とする馬の
好走率を上げる配合であります。
また急坂コースでも力を発揮します。
近5年以上にサンプルを広げても
好走率はかなり低いのですが
近5年天皇賞秋の連対馬10頭のうち9頭が
2400m以上のGⅠでの好走歴がありました。
米国型スピード血統よりも
欧州スタミナ血統の好走が目立つこともあり
2000mではありますが
短~中距離組より中~長距離組に分があるのが
近年の傾向と考えられます。
中~長距離実績まとめ
ということで
各馬の中~長距離実績がこちら。

例年に比べると
十分な実績のある馬は少ない印象です。
また、先ほど申し上げた
「近5年天皇賞秋の連対馬10頭のうち9頭が
2400m以上のGⅠでの好走歴がある」件についてですが
これについては以下のように分類できます。
○
アーバンシック
ジャスティンパレス
ソールオリエンス
タスティエーラ
マスカレードボール
✖
エコロヴァルツ
クイーンズウォーク
コスモキュランダ
シランケド
セイウンハーデス
ブレディヴェーグ
ホウオウビスケット
ミュージアムマイル
メイショウタバル
ロードデルレイ
“好走歴の有無”という分類であれば以上の通りですが
オークス4着や2200mGⅠ勝ちを△とするならば
クイーンズウォーク
ブレディヴェーグ
メイショウタバル
明確にパターン2よりパターン1が優勢
減点血統Zについてここまでご説明しましたが
この血統と同じレベルで評価を下げるべきかもしれない
ある特定の血統パターンが存在します。
それが「パターン2+加点血統なし」
この血統は過去5年、サンプルは少ないものの
3頭出走しすべて馬券外。
勿論これだけで判断するのはやや早計ですが
過去5年において
「パターン1+加点SorA組」の馬券外頭数は
S:1頭
A:5頭
「パターン2+加点SorA組」の馬券外頭数は
S:3頭
A:10頭
※どちらも減点血統Z該当馬を除く
「パターン1+加点血統なし」からは好走馬がでていることからも
パターン2よりパターン1のほうが優勢であることが証明できます。
軽斤量馬の高好走率の裏には…
天皇賞秋において好走率の高い”軽斤量馬“。
その成績は3.0.3.7
好走率高い軽斤量組ですが
馬券にならなかった馬をフォーカスしてみると
リバティアイランド
パターン3 加点S
中~長距離実績 ◎
マリアエレーネ
パターン2 加点A
中~長距離実績 △
ユーバーレーベン
パターン2
中~長距離実績 ▲
ジオグリフ
パターン4
中~長距離実績 ✖
アブレイズ
パターン1 加点S.A
中~長距離実績 ✖
カレンブーケドール
パターン2 加点A
中~長距離実績 ○
スカーレットカラー
パターン2
中~長距離実績 ✖
好走血統パターン該当馬もとんではいます。
ただ、好走率の低い”パターン2+加点なし”と
“中~長距離実績なし”の馬が目立ちます。
今年の軽斤量組はというと
クイーンズウォーク
パターン2 加点A
中~長距離実績 △△
シランケド
パターン2 加点A減点Z
中~長距離実績 △
ブレディヴェーグ
パターン1 加点A
中~長距離実績 ▲
マスカレードボール
パターン1 加点S.A
中~長距離実績 ▲
ミュージアムマイル
パターン1 加点S
中~長距離実績 △△
となっています。
良馬場なら高速決着連発
2021年は稍湿った馬場でしたが
それでも2023年を除く4年は1分57秒決着です。
2024:1.57.2
2023:1.55.2
2022:1.57.5
2021:1.57.9
2020:1.57.8
高速決着といっても
5年間すべて同じ高速馬場というわけではなく
2024.2023.2022年は
2021.2020年に比べて
時計の出やすい馬場でした。
馬場差でいうと
各年比較において微差は生じますが
2021.2020年の馬場は
2024.2023.2022年に比べ
1秒以上時計の出にくい馬場であったことは間違いないです。
今年の馬場はというと
先週土曜日、日曜日の雨開催の影響を
今週土曜日改めて測定する必要がありますが
当然、ペースにより前例のないタイムとなる可能性はあるものの
当日良であればほぼ1分57秒台以下の決着で考えてよいでしょう。
よって
時計限界がある馬は割引対象となります。
持ち時計評価
A評価
ロードデルレイ
ジャスティンパレス ※1
ホウオウビスケット
ミュージアムマイル
エコロヴァルツ
マスカレードボール
コスモキュランダ
タスティエーラ
B評価
ソールオリエンス
ブレディヴェーグ
セイウンハーデス
C評価
アーバンシック
メイショウタバル
シランケド
その他
クイーンズウォーク ※2
※1 ジャスティンパレス
最高時計をだしたレースが2年前のため
近1年での評価順位としています。
※2 クイーンズウォーク
良馬場の持ち時計評価ではC評価ですが
重馬場での持ち時計はA評価。
重馬場をかなり得意としている可能性はあるため
持ち時計評価順位からは除外しました。
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