【有馬記念】直近2年の変化に気づけば勝ち組?好走血統該当馬のご紹介やサクッと読めてすぐ役立つアラカルトデータも

2025 有馬記念
過去レースの好走血統該当パターン解説と
今開催レースの好走血統該当馬のご紹介です。

好走血統記事を初めてご覧になられる方は
まずはじめにコチラをお読みください。

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血統のニーズは低い? 大切なのは血統の影響力が占める"割合" いまや至る所で競馬に関する情報が得られる世の中で…

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好走血統該当パターン

2024
1着 パターン1 加点S.A
2着 パターン4
3着 パターン5 加点B
2023
1着 パターン4 加点S.A
2着 パターン5 加点A
3着 パターン2 加点A.B
2022
1着 パターン1 加点S.A
2着 パターン1 加点B
3着 パターン1 加点S.B
2021
1着 パターン1 加点S.A
2着 パターン1 加点S
3着 パターン2
2020
1着 パターン2
2着 パターン1 加点B
3着 パターン1 加点B

一筋縄ではいかないグランプリレース
短距離路線から長距離路線
多様な条件で好走してきた馬が揃う有馬記念ですが

直近2年は
“勝ち時計、上がりともに速いという有馬記念らしからぬ”
パターンとなりました。

というのも2022年までは
馬場差、天気によるものを除き
勝ち時計が速い年はかなりの前傾ラップとなり
上がりかかるのが通例でした。

それが近年、なにかしらの条件変化からか
好走血統パターン4,5の好走という形で
好走血統にも変化が見てとれます。詳しくは後述。

 

 


好走血統該当馬

 

 

 


血統パターン4,5の好走について解説

パターン4,5が明らかに好走したのは
なにかしらの条件変化のあった近2年のみ。

2019
1着 パターン1 加点S.B
2着 パターン1 加点B
3着 パターン1
2018
1着 パターン2 加点S.B
2着 パターン2 加点S.B
3着 パターン4 加点S.A.B
2017
1着 パターン1 加点S
2着 パターン1 加点S.B
3着 パターン4 加点S.A.B
2016
1着 パターン1 加点S.B
2着 パターン1 加点S
3着 パターン2 加点B
2015
1着 パターン2 加点B
2着 パターン4
3着 パターン1 加点S

これは近2年のラップ推移が
中間緩んでからの後半持続的ロングスパートラップ
となったことが、母父短距離配合組のスピード持続と
マッチしたためではないかと考えています。

それ以外ではパターン1.2が圧倒的に安定。
そしてコーナーリングスピードが優秀な
加点配合Sの好走が目立ちます

 

 


近2年の持続的ロングスパートラップとは

これは直近4年のラップ推移を見ると分かりやすいですね。

2024年はラスト5Fタイムに注目。

2024年
12.011.311.411.611.5-12.1
2023年はラスト6Fが持続的な推移に。
2023年
11.912.212.012.011.7-12.2
これが2022年だと明らかに緩急がついています。
2022年
12.4
11.811.9-12.2-11.412.3

2021年はスパートラップが緩く持続し上がりがかかりました。

2021年
12.2-12.412.4-12.2-12.012.5
ラップに大きく影響する
レース展開を予想するのは非常に難しいですが
逃げ候補である
⑥メイショウタバル
⑪ミステリーウェイ
もしかしたらハナ主張の可能性ある
②シンエンペラー
この3頭が、もっとも緩みやすいとされる
スタートして1200~1500m区間でどれくらいペースを緩めるか
また、捲る馬がいないかどうかが鍵となるでしょう。
どちらにせよ
加点配合Sは有効に働いてくれそうです

 

 


持続的ロングスパートラップが起きたのは20年以上前、つまり…

近2年のラップを簡単に表すと
2024年
勝ち時計:2.31.8→速い
上がり:35.2→かなり速い
2023年
勝ち時計:2.30.9→かなり速い
上がり:35.9→速い

“そしてこの2年のレースにおいて
珍しく例年好走しない血統パターンが好走できた”
というのがここまでのお話しです。

「では2021年以前は?」という声もあると思いますが
勝ち時計が速い年はもちろんありました。
それが2019年、勝ち時計2.30.5でしたが
上がりは37.6もかかりました。
勝ち時計を速めたのは
前半早めからのタイトな持続ラップによるもので
スタートして900m地点から持続ラップが発生したためです。
そしてラスト3F

13.4-12.2-12.2

と1500m地点で起こりそうなラップの緩みが
残り600mで起きました。

上がりが速かった年もあります。
2022年→勝ち時計:2.32.4 上がり35.9
2017年→勝ち時計:2.33.6 上がり35.2
ただし、ともに勝ち時計は普通。
1500m地点でのラップの緩みがかなり大きくなったことで
ラスト3Fが瞬発力勝負となっているため
上がりの速さが勝ち時計に繋がっていません。

緩みの大きかった1500m付近からのラップは

2022年
13.1-12.7-12.4
※ラスト3F:12.2-11.4-12.3
2017年
13.3-13.2-12.8
※ラスト3F:11.7-11.2-12.3

勝ち時計、上がりの両方が速くなるという例は
コース改修前となる20年前まで遡らないといけないレベルです。

 

 


では今年は?

ここまで説明した通り
2023.2024年はそれまで以前とは比べ物にならない
くらいの高速馬場で開催が始まりました。

ミドルペース換算
1勝クラス以上勝ち時計平均
2014年から2022年まで平均との比較で

2023年→2.6秒速い
2024年→4.7秒速い

まるで別の競馬場かのような差ですね。
実際この2年は12月開催の中山とは思えない時計が連発。

開催期間の雨量による土壌コンディション
その年毎の出走馬の世代レベル差など…
要因は色々と考えられるのですが
定量斤量改定もあったわけで
それでいてこの時計格差は
とんでもない高速馬場ということになります。

そして今年はというと
6日目終了段階で4.1秒速いという結果。
冬の中山=タフな洋芝というイメージとはほど遠いです。

常日頃トラックバイアスチェックする上で
時計面も判定に大きく影響しますが
2023年から続く超高速化は有馬記念を予想する上で
レースの捉え方を大きく変える必要があるのかもしれません。

加点配合を持った馬もいたとはいえ
過去圧倒的に好走してきたのはパターン1.2なわけですから
ラップ要素と共にこの超高速馬場の影響
その一つの変化の形として
2023.2024年の血統パターン4.5が好走したと考えるのが妥当ではないでしょうか。

好走血統データサンプリング数の都合上
過去2年はイレギュラーであったという扱いで
従来好走パターンを推してはいますが
上記の理由から2023,2024年に続き
今年もパターン4.5の好走があるかもしれません。

※前日および当日にバイアスデータサンプリングし
Twitter(X)にて馬場の判定お伝えしています。ぜひフォローお願いします。

 

 


長距離、非根幹距離実績

少し濃い話が終わったところで
ここからはサクッと読める
アラカルトデータをご紹介していきます。

まずは長距離実績、非根幹距離実績と
一年以内の総合実績は当然重要となります。
過去5年の好走馬の評価は

評価印…長距離/非根幹/一年以内総合
2024
1着 △/○/▲
2着 ○/○/○
3着 ▲/?/○
2023
1着 ○/○/▲
2着 ○/○/○
3着 ◎/◎/○
2022
1着 ○/○/○
2着 ◎/◎/○
3着 ○/◎/○
2021
1着 ▲/○/◎
2着 ◎/◎/○
3着 ○/◎/◎
2020
1着 ○/◎/◎
2着 ▲/◎/○
3着 ◎/◎/◎

 

今年の出走馬評価がこちら。
まとめて見やすいよう好走血統データにくっつけました。

 

 

 


ファン投票1位+当日1番人気=鬼強い

過去10年
ファン投票順位1位馬の当日人気とレース着順

2024:出走取り消し
2023:イクイノックス
未出走
2022:タイトルホルダー
2番人気 9着
2021:エフフォーリア
1番人気 1着
2020:クロノジェネシス
1番人気 1着
2019:アーモンドアイ
1番人気 9着
※この年はインネタ理由に適正競馬では飛ぶと配信しましたね
2018:レイデオロ
1番人気 2着
2017:キタサンブラック
1番人気 1着
2016:キタサンブラック
2番人気 2着
2015:ゴールドシップ
1番人気 8着

ファン投票1位の時点で
当日もある程度人気することは予想されますが
当日も1番人気であることは
調教やパドックも加味されてのことであり
単勝オッズが一本被りだとさらに信頼度は上がります。

この3つを満たした時は3.1.0.1ですから
かなり信頼できる当日1番人気と言えます。

そもそも当日1番人気成績自体が
5.1.0.4で勝率50%と優秀ではあります。

ただ今年はある番組の影響で
単勝オッズが適性値から大きくズレる可能性があります、ご注意ください。

 

 


当日バイアス判定は必須

6日目終了段階での話になりますが
今年は昨年、一昨年以上に前残り馬場です。

1勝クラス以上
短距離戦を除く9レースの連対馬18頭のうち
16頭が逃げ、先行組。

過去5年有馬記念は
4コーナー5番手以内の成績が5.3.3.17
再三お話しした2023,24年で絞れば2.2.2.5です。

今年も超高速継続なら
ドウドュースのような捲りも含めた4コーナー好位組に注目です。

 

 


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最後までお読みいただきありがとうございました。