2023 安田記念
今回のテーマは
１各馬場ランキングTOP5！例年高速時計になりがちだが今年は…？
２.安田記念は牝馬が圧倒的に有利？
各馬場ランキングTOP5！例年高速時計になりがちだが今年は…？
例年、
安田記念は高速時計決着傾向です。
過去5年の勝ち時計は以下の通り。
2022（良）：1.32.3
2021（良）：1.31.7
2020（稍重）：1.31.6
2019（良）：1.30.9
2018（良）：1.31.3
昨年の阪神開催マイルCSの勝ち時計が1.32.5ですから
いかに東京が高速馬場かわかっていただけると思います。
先週のダービーは
ドスローで時計伸びませんでしたが
先週の東京は超高速馬場。
今週も雨さえなければ
速いタイムで走れない、つまり時計限界のある馬は
即消しで予想しやすくなっていたのですが
残念ながらまとまった雨の予報。
実際どれくらい馬場が重くなるかはまだわかりませんが
馬場が渋化すればそれに伴い時計もかかってきます。
安田記念血統記事にて
雨適性ランキングをご紹介しましたが
2023 安田記念 過去レースの好走血統該当パターン解説と 今開催レースの好走血統該当馬のご紹介です。 好走血統記事を初めてご覧になられる方は まずはじめにコチラをお読みください。 [sitecard subtitle=関[…]
時計も考慮しなければならない以上
”時計が早い高速馬場が望ましい馬”
”時計が遅い低速馬場が望ましい馬”
が知りたいところですよね。
今回はそれらまとめて
“TOP５印ありランキング形式”でまとめてみました。
高速馬場適性ランキングTOP５
ソダシは雨適性が十分ある血統ですが
雨が降り時計のかかる馬場よりは
速い時計の出る良馬場の方がパフォーマンスが上がります。
低速馬場ランキングTOP５
逆にソウルラッシュあたりは
良馬場でも結果残せていますが
超高速となった場合の時計面に不安があり
1分30秒台から31秒前半まで速くなると厳しい可能性が高く
時計が少しかかって欲しいタイプであります。
ナランフレグやカフェファラオ
は時計が遅ければ遅いほど良いという感じですね。
当日の馬場と時計は必ずチェックしましょう。
安田記念は牝馬が圧倒的に有利？
安田記念
過去5年の牝馬成績は2.4.1.4と好走率は圧倒的です。
また、好走馬はすべて好走血統該当馬。
着外に負けた4頭のうち
レーヌミノル（A）は血統上高評価配合ではなく
ノームコア（S.A’）は惜しくも4着
ファインルージュ（S’）は5着
リスグラシューは好走血統非該当でした。
牝馬がこのレースでここまで好走できるのは
好走血統該当馬であることも要因ではありますが
一番の要因は牝牡の斤量差でしょう。
この安田記念というレースは
牡58kg牝56kgが定斤量となるGⅠレースであり
そのレースの中で1番距離の短いマイル戦です。
直線の長い東京競馬場で
瞬発力を求められやすいマイル戦であることが
牡と牝との2kg差の影響を大きくしていると思われます。
これは偉大なるディープインパクト産駒が
安田記念において大苦戦してることからもみてとれます。
ディープインパクト産駒の最大の武器は瞬発力。
前にもデータでお話ししましたが
スローからの瞬発力勝負においてディープ産駒は高い複勝率と回収値を残しています。
各会場のたくさんのレースにおいて
結果を残してきたディープインパクト産駒ですが
この安田記念というレースは
ディープ産駒牡馬にとっては鬼門レースです。
過去5年
安田記念におけるディープインパクト産駒
58kg斤量成績（過去5年）は
1.0.0.15
と悲惨です。
非好走だった15頭中、好走血統該当馬は
S’：1頭
A’：4頭
SA’：1頭
SA：2頭
S’A：4頭
と該当馬多数での結果です。
今年から斤量改定となり
通常時でも重い斤量背負う機会は増えましたが
それでどこまで58kg耐性が強化されていくかでしょうね。
58kgを背負い好走した牡馬は
インディチャンプ
上がり4位、上がり5位
スワーヴリチャード
上がり5位
シュネルマイスター
上がり同4位
サリオス
上がり6位
とディープ産駒で唯一好走した
ダノンキングリー（上がり2位）以外は上がり4位以下での好走。
この結果からも
瞬発力が好走の第一条件でないことがわかります。
しかしながら
好走した牝馬7頭のうち
上がり1位が3頭
上がり3位が1頭
と速い上がりでの好走が半数以上を占めているのです。
データをこう見ると
分かりやすくこの2kg差は大きいですね。
まとめ
１.今年は天候による馬場の変化に注意！馬場によって取り捨て方が変わります。
２.牡馬と牝馬の斤量差はやはり大きい。特にディープ産駒牡馬は大苦戦。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
